明瞭度・かすみの除去・テクスチャー分析編

lightroom classic の明瞭度・かすみの除去・テクスチャーについて分析してみました。

普段、なんとなく理解しているつもりの３つをカラーチャートなどを使ってどのような効果が生じるかをチェックしています。

動画の中でも解説していますが、今回の分析で次のような結果が分かりました。

明瞭度を操作した場合について

カラーチャートを使って明瞭度をマックスにしてみました。

特徴は

１　明度が暗部に大幅に振れる

２　全体の彩度が上がる

３　明度が暗部に大きく振れ、最明部は維持されるためコントラストが上がる

４　シャープの効果は出ない

です。

シャープとは明部と暗部の境界に沿ったピクセルを明部はより明るく、暗部はより暗く処理することでエッジを強調させる現像方法です。Lightroomのかすみの除去はシャープの効果を取り入れています。

かすみの除去を＋１００にした場合だけでなく、−１００にした場合でもシャープの効果が生じます。

マイナスにした場合は、通常のシャープの逆の効果を狙っているようです。つまり、境界が馴染むように、明部から暗部にかけて緩やかなグラデーションを与えるようにしています。

動画の中でそれぞれの効果についてまとめています。皆さまが現像する際に参考にしてください。