*文面でご紹介した西はりま天文台公園が当日、コロナ蔓延防止のため閉鎖になります。ご注意ください。
皆さん、流星群を見たことはありますか?
文字通り流れ星がシャワーのごとく(誇張しすぎかなw)降り注いできます。中でもペルセウス座流星群は流星の出現が多いです。夏の時期で、防寒なしで見ることができる点もありがたいです。壮大な天文ショーを体験してみてください。
ちなみに私が人生で見た中でベスト3の光景がペルセウス座流星群です。
初めて流星群を見たときの感想はこのような感じです。
「最初は目が馴染まないのですが、徐々に闇夜に目が慣れてきます。どこかで歓声が上がっています。流れ星が現れたようです。慌てて自分も流れ星のありかを探すのですが、最初はなかなか見つかりません。暗い空を見ていると突然光の筋が浮かび上がってきます。光はさっと闇に吸い込まれるように消えていきます。ほんの瞬間の出来事なのですが、とても大切な何か、奇跡のような素敵なものを目撃してしまったような感動が体を駆け巡りました。それが何度も何度も起こるのです。あちらこちらで歓声が上がっていて、気がつくと自分自身も歓声を上げていました。
三脚にセットしたカメラをチェックしながら星空を眺めていた時間を今でもとても愛おしく思い出します。」
ペルセウス座流星群、今年は好条件です。
星を見るのに適した条件は
・光害(街明かりなど)がないこと
・月が出ていないこと
・雲がかかっていないこと
です。
今年の月齢は8月12日で3.5です。月の入りが21:14なので流星群の極大時にはすでに月は沈んでいます。
月明かりに邪魔されないため、今年の流星群は絶好のチャンスです✨
日 | 出 | 方位[°] | 南中 | 高度[°] | 入り | 方位[°] | 月齢[日 |
---|
12 | 8:44 | 86.1 | 15:04 | 56.6 | 21:14 | 270.1 | 3.5 |
13 | 9:49 | 93.7 | 15:51 | 50.3 | 21:44 | 262.6 | 4.5 |
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好条件の観察地(兵庫県・大阪府)
光害がなくて、開けている高台が理想です。
兵庫県
・西はりま天文台公園 西はりま天文台公園が当日、コロナ蔓延防止のため閉鎖になります。ご注意ください。
天文台があるくらいですので、絶好の観測場所です。
ただし、当日は人が多く押しかけます。駐車場までの道が車で渋滞します。遅く行くと辿り着かない可能性もあります。21〜22時には到着するつもりの方がいいですよ。
公衆トイレがありますが、女子トイレは列ができます。
・砥峰高原
砥峰高原の駐車場は天文ファンの聖地です。
ススキの原っぱを画面に入れながら撮影できます。
公衆トイレはありますが、1箇所だけだっと思います。
人が押しかける可能性があります。
途中の道がつづら坂です。夜の運転は大変。
大阪府
・大台ヶ原
駐車場から展望台まで40分くらいかかります。
中道からショートカットして木道のあたりでの撮影もいいと思います。
大台ヶ原の山景を入れながら撮影ができます。
ナイトハイクになります。低体温症にならないための服装・ライトなどの装備を忘れずに。
日本一雨が多い地域とされています。天候に左右されやすいでしょう。
・鶴姫公園
・みさと天文台
こちらは行ったことがないので詳細は分かりませんが、綺麗な星空を撮影できるようです。
天文写真の撮影の仕方
私は天文写真家ではないので、基本的な撮影方法のみ記述します。
・三脚が絶対必要
ケーブルレリーズがあると便利ですよ。
・Sモードで20〜30秒で撮影します。
慣れている方はMモードで撮影してくださいね。
・Sモードで撮影した場合は露出補正を使って星空の明るさを調整してくださいね。
・ISO感度は2000くらいを目安にします。
撮影してみて、星の明るさをチェックしながらISO感度を調節してみてください。
・初心者はオートフォーカスが合わない場合があると思います。マニュアルフォーカスに切り替えて撮影してみてください。暗闇で操作をするのは難しいですので、事前に練習しておくといいと思います。マニュアルフォーカスが苦手な方は明るい星でフォーカスを合わせてみるのもいいと思います。
・撮影ができたら、必ず再生・画面の拡大をしてフォーカスが合っているのかを確認してください。マニュアルフォーカスが苦手な方は全滅してしまう可能性があります。気をつけてくださいね。
・レンズは広角レンズか標準ズームレンズの広角側で撮影するところから始めましょう。
・長時間露光ノイズ軽減 高感度ノイズ軽減は外しましょう。
長時間露光ノイズ軽減を入れて撮影すると大変なことになります。20秒で撮影すると、基本20秒かけてカメラがノイズを軽減しようとします。つまり、一枚の撮影のために延々と待ち時間が発生します。また、高感度ノイズ軽減を入れると等級の低い星をノイズとしてカメラが消してしまう可能性があります。
<ケーブルレリーズは各メーカーの機種によって異なります。機種名をチェックして購入してください。>
ケーブルレリーズ 1m ニコン D810A、D810、D800E、D800、D80、D70s、D700、D500、D5シリーズ、D4、D300s、D300、D3用(Aputure) 価格:1,280円 |
<旅行用に便利な三脚です>
価格:9,245円 |
<天文写真や花火には使えませんが、山など重い荷物を運べない場合はミニ三脚が便利です>
【即配】 (SB) SLIK スリック 三脚 ミニプロ MINI PRO V【輸出専用棚ズレ品】【保証書無】【あす楽対応】 価格:2,226円 |
流れ星を撮影するには
流れ星を撮影するには望遠レンズか標準ズームレンズの望遠側を使うといいです。
ただし、流れ星が撮れるかどうかは運次第w
流れ星が出現しそうな場所をひたすら連写してみてくださいね。上手くいけば流星の軌跡が撮れますよ。
ちなみに私は前回行った時はダメでしたw
より高度な撮影方法
赤道儀を使うとよりクッキリした天文写真を撮影することができます。
価格:37,900円 |
赤道儀は地球の自転と同期して星を追ってくれる道具です。以前に比べてリーズナブルになってきました。
取り扱いにコツが必要です。必ず事前に練習して、本番の撮影に備えましょう。
現像処理で見違える天文写真に生まれ変わります
あまりはっきり星が写っていないなと思っても、RAW現像で天文写真は生まれ変わります。
コツは
・白レベルを上げること
・ホワイトバランスを若干青側に振ること
です。
準備しておくと便利なもの
・レジャーマット
地面に寝転んで星空を眺めるのは最高ですよ!
・小型のLEDライトやランタン
あまり明るいと他の方の迷惑になります。スマホの画面でも明るく感じます。
・カーディガンなどの防寒着やブランケット
夏でも深夜から明け方になると寒さを感じます。
・星空のアプリ
私は「星座表」というアプリを使っています。星の方向に向けると星の名前や星座の名前がわかります。
運を天に任せて
完璧に準備をしていても薄曇りになってしまえば星は上手く撮れません。
快晴の夜になることを願うばかりです。
私は毎年日本アルプス級の山に登るのですが、山小屋に泊まって星空に巡り会えるのは4回に1回くらいです。
晴れることをひたすら祈りましょう!!
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